2003.7.9 「遅れた最盛期・・・ 尺ヤマト」
 
釣行データ
日時 2003年7月9日(木) 18:20〜19:40
釣り場 南アルプス 某川
天候・気温 曇り/小雨、気温未計測
水温・水質 未計測
タックル Rod    EUFLEX INFANTE 7'6" #4
Real   RST Koh-I-Noor #1
Line   3M ULTRA3 YamameLine DT4F
Reader  TIEMCO BUSH MASTER 5X-8ft
Tippet  VARIVAS 6X
釣果 イワナ 10尾 (30〜20cm)
フライ パラシュート#15、エルクカディス#15

2003年7月9日 南アルプス某川 イブニングにて

「凄く釣れる川があるから行こう」と地元のベテランFFM氏に誘われた。師弟関係という訳ではないが、ある意味私の師と呼べる人だった。師の凄い所は釣り場探索に長けている事。とにかく穴場を見つけるのが上手い。独特の嗅覚というか、深い読みによる状況判断というか、天性の釣り師なのだなと常に関心させれる事が多い。

7月に入ってからイブニングは絶好調。良型イワナを手にする事が多くなっていた。また、週末に買ったインファンテというロッドの使い心地が良く、今週に至っては毎日の出撃だった。4月〜6月と殆ど釣りもせず、気持ちも全然乗ってこなかったのだが、渓の活性が上がると共に私の活性も一気に急上昇。結局、釣りは釣れなきゃ面白くないという事だろうか…。

師に連れてこられた此処は超秘密ポイント。そして、ヤマトの渓らしので私も大いに期待していた。この渓の存在は知っていたが全くのノーマークだった。ここを見つけだすとはさすが師だ。

入渓点から師が良型イワナをヒット。次ぎは私が頭になってポイントを攻める。大型魚も浅い流れに居るから、とにかく川歩きには注意しろとのアドバイス。私はいつになく慎重に遡行した。

私の1尾目も直ぐだった。23cmくらいのイワナ。少しNが入っているような感じなのであえてヤマトイワナとは言わないが、師の言うと通り魚影は濃い。その後、師も私も8寸くらいが釣れ続け、時折小型も混じる感じだった。その大半はヤマトイワナだった。

 
1尾目に釣った23cmイワナ

このイワナは若干Nが混じるか?

その後も8寸サイズが続くが先を急ぐ為、殆ど写真は撮らなかった。狙いは大物…。
 

師は1回釣っているので、ポイントを熟知していた。イワナの着き場を的確にアドバイス。自分の思っているポイント以外にもここにもイワナって居るんだなと思う所が多く、新しい発見も多い。そして、その通りにイワナが反応するから尚凄い。手前にいる小物を釣ってから奥の岩のエグレを釣ると大物が出るなど、本当にその通りに展開するのだ。

師も大型魚を掛けたりと私達は更に奥へと進んだ。師からのアドバイス、左側の緩い流れ、石の脇を流せとの事。此処は大物が居るそうだ。静かにプレゼンテーション。若干ヒラキ寄りにフライが落ちた。全く無反応。諦めかけてピックアップかと思った時イワナが出た。しかし、私は肝心な時によそ見をしていて決定的な瞬間に合わせを入れることが出来なかった。師の言葉に慌てて合わせを入れたが時既に遅し、なかりの良型を取り逃がしてしまった。

「緩い流れでもいつ出るかわからないから最後までキッチリ流したら」とのアドバイスを受ける。確かにその通りだ。今度は、左岸の石脇の緩い流れにきっちりとフライを置いた。手前の岩がブラインドになりフライが少し見え難くなってきた時、バシャっと水飛沫があがった。ラインの張り加減が只ならぬ予感を感じさせた。

何度か深みに潜り込もうとしたのを何度か阻止。ロッドが4番なだけありやり取りに余裕がある。かなり強かった。だが、しばらく耐えているとイワナもだいぶ観念したとみえ最後は大人しく私の手元に寄ってきていた。ネットを忘れてきたので、慌てて師を呼びネットを貸してもらう。「尺イワナだね」と師が言う。大きいとは感じていたが尺イワナだったとは…。しかも良く見るとヤマトイワナ。完璧だった。

 
18:50 ヤマトイワナ30cm 

ヒラキの脇の石の影に隠れていた。ネットを忘れた為、同行者のネットでキャッチ。撮影場所が厳しかったので同行者にイワナを持ってもらっての撮影。

※ 写真をクリックすると大きなサイズになります。

私は尺ヤマトを釣ったので少し気楽になった。プレッシャーから解放された感じだった。私達はその奥の堰堤まで暗くなる前に着かなければならないので、各ポイントを軽く探って釣り上がった。
実は尺ヤマトを釣った事で舞い上がっていて、堰堤に到着するまでの区間の記憶が断片的にしかなかった。気が付けば堰堤下に居たという感じだった。

暗くなる寸前に堰堤下に到着。師の本命は此処らしい。前回の釣りで大イワナを掛けたのだが、結局釣り上げる事が出来なかったそうだ。今日はそのリベンジらしい。


フォームをインジケータにしたパラシュートにドレッシングを施し、浮力を最高状態にする。イブニング終了まで出切ればこのフライ1本で通したかった。師は横で釣り始めた。しばらくして、師の4番ロッドがグングンと曲がっていた。あの曲がり方はただ事ではない。そのまま接近して寄せてしまえば良かったのだが、まだ釣りをするので、ポイントにインパクトを少なくする為に寄せ方を思案していた時、ラインブレイク。あのイワナが例の前回バラした大物だったのか…。

今度は私のロッドが大きく曲がった。堰堤の下の深みにグングンと潜る。強かった。だがこの走りは続かなかった。寄せてみると8寸イワナがスレ掛りをしていた。これは走るわけだ。実は横で見ていた師が最も焦っていたのかも知れない。

気が付くと堰堤下は頻繁にライズが起きていた。今度は、師に大物がヒット。今度は躊躇せず岸に寄せていた。先程よりは余裕で寄っていたが尺のヤマトイワナだった。師も型が出て一安心。

ライズを狙ったりしてみたがその後は大物は出なかった。私は全部7寸前後で型が揃ってしまう。師も同様だった。とにかく数はお互い釣ったと思う。かなり暗くなるまで粘ったが、大物は姿を見せる事は無かった…。

今日はお互いに尺イワナを1尾づつ。数も10以上釣った事になり、短時間の釣りとしては、濃い内容となった。師の探し当てたこの渓はまだまだ余力を残している。次回は私があのイワナを釣り上げる事を託された。少し荷が思い課題である。師に教わった事を実践すればきっと大物に出会えるに違いない。急な山斜面を這いつくばるようにして登りながらふとそんな事を考えていた。
 

 

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