| 2002.6.1「青い水を湛える渓」 |

中央アルプスの上流の渓
青い水を湛える淵、岩魚の隠れ家でもある
| 釣行データ | |
| 日時 | 2002年6月1日(日) 9:30〜14:40 |
| 釣り場 | 中央アルプス 某川 |
| 天候 | 晴れ |
| 気温 | 未計測 |
| 水温 | 未計測 |
| タックル | Rod
WADA BAMBOO 7'0"#3 Real INAGAKI Tueffone Line 3M Ultra3 Bamboo Line DT3F Reader AKRON 5X-10ft Tippet AKRON 6.5X-3ft |
| 釣果 | イワナ 10尾(29.5cm〜15cm) |
| フライ | #18,16 アント、#13 ブラックハンピー |
今日は、地元フライマンI氏と中央アルプスの渓でのヤマトイワナ探索に出かけた。沢までの移動の最中に見たプロトレックの高度計は1600mを示している。ここから沢に降りるため、まだまだ長い道程が続く。沢音が聞こえてきて、やっとの事で沢の出会いに到着。そこから上流に行くか下流に行くかとなるわけであるが、I氏が3年前に調査した結果では下にヤマトが居たという事で私は迷わず下流を希望した。山道から見下ろした谷の渓相は抜群。大きな岩と青い水をたたえる淵が続いている。途中で餌師が入っていたので、予定のポイントよりも更に下流に入ることに。ここから釣りましょうかとI氏。結構な距離を歩いた。チェストパックに最小限な物を詰め込んでの軽量装備は、こんな時に大変良い。この時期はテレストリアルで大抵勝負がつくのだから様々はフライパターンは必要ないわけだ。 午前9時半、先行の餌師との間合いを置くようにゆっくり遡行を開始する。狭い谷なのでI氏と交互に釣り登って行く。今日は7ftのバンブーロッドを持参。トルクがあるので、大型のテレストリアルフライを余裕を持ってピンポイントに運んでいってくれる。今日の渓のような釣りには大変具合が良い。大岩があり落差のある流れ込み、そして青く澄んだ淵。山道からみた光景が目の前に続く。どこからでもイワナが出てきてもおかしくない素晴らしい渓相。しかし、遡行は困難だった。どの淵もラインを出したままでは登ることが出来ず、いったんはラインを巻き取り、大岩を巻かなければならない。I氏の話では、しばらく難所は続くがその先は多少フラットな流れになり、そこから魚影が濃かったという。そこまでの辛抱だ。 魅力的な淵が続くが一向にイワナの反応がなかった。ベテランI氏も同様である。やっと1時間ほどして反応があった。しかし素早い反応で乗らない。少しずつではあるが魚影は感じる。時折黒い魚影も走る。ヤマトイワナか?。しかし、石や倒木の陰に隠れていて、なかなかフライには飛び出してこない。先行者の影響であろうか?I氏が遂にヒット。25cmくらいのイワナ。ヤマトではなく混じりっ気のないニッコウイワナらしい。やはり白っぽい魚影はニッコウイワナだったか。黒っぽいのをなんとしても釣らねば…。大型テレストリアルは乗りが悪い事もあって、フライを18番のアントに交換。そしてやっと釣れたのは15cmくらいのかわいいイワナ。これも完全にニッコウ系イワナ。漁協が放流しているタイプだった。 このエリアは3年前はヤマトイワナが残っていたらしいが、かなり上には今でも漁協がバンバン放流をしているらしい。そうなると、イワナも落ちてくるので、この辺りの生態系も3年で大きく変わってしまうのかも知れない。ヤマトイワナへの期待は薄らいで行く。正午近くになるとイワナの反応は良くなり、3本目でやっと両型のイワナをキャッチ。ポイントは落ち込みの脇の石のエグレ。黒っぽい魚体だったのでヤマトか?とドキドキしたが、キャッチしてみるとやはりニッコウ系のイワナだった。25cmほどでまあまあのイワナ。小さなイワナしか釣れていなかっただけになんとか1本という感じで嬉しいが、少し複雑。I氏も下から上がってきて、何本かキャッチするもののやはりヤマトの影は無いという。ちょうど12時近かったので、昼飯とする。I氏の入れてくれた沢水を使ったコーヒーは美味かった。 今日は私の都合で3時前には渓から上がらなければならず、午後はハイペースで遡行する事に。午後になるとイワナはヒラキに出始めていた。少しずつ渓相もフラットになり幾分釣り易くはなってきているが、それでも、時折、岩をよじ登って立ち上がると魚影がスーっと走る。既にロッドを振る前に勝負がついてしまう。遡行は慎重にしないとマズイ。20cmちょいくらいのイワナはポンポンと釣れ始めた。流れの中に出てきているので、先行者の影響がだいぶ薄らいだことを示す。ただ、岩陰に隠れているのはナーバスな反応のままだった。ちょっと焦り気味で遡行していたので、結び目が甘かった為か大型魚を2尾も合わせ切れしていた。痛恨である。I氏はさすがに良型を何尾か掛けている。明らかに尺オーバーも出てきたという。大物が潜んでいる可能性は大きい、気が抜けない。 何度も失敗していたので、定期的にティペットを交換していた。I氏が下から登ってきて合流。川を見ているとヒラキで大きい魚影が動いたとI氏が言った。2人して立っているので、イワナに気付かれ走られたものと私は思ったが、半信半疑でヒラキにフライを投じてみた。2投目。ボコっと水が盛り上がり、大きな魚体が水面でうねった。 激しい水飛沫が飛ぶ。フックセット。上流に走り石の下に潜り込もうとしていた。私は位置を変えて潜り込むのを阻止する。バンブーロッドのしなりを使ってシワジワと水面に上げてくる。流石に大型魚らしく思うようには行かず抵抗を見せる。水面に浮かせられれば勝負は決まる。左手をバットに添えてグイっとロッドに力を入れた。水面にイワナが浮き上がってきた。結構でかい。エラが開いている。たいぶ疲れている証拠だ。あとは暴れないように静かに寄せてネットランディング。ヨシ!っとキャッチ。尺ありそうなイワナだ。計測すると30cmにはちょっと足りない29.5cm。尺には足りなかったが、嬉しい1尾。しかし、しいて言えばヤマトではなくニッコウ系イワナであった事は少し残念ではあるが、十分満足に値する1尾だった。その後も反応は良かったが、どうも大型魚が出ると上手くフッキングできず、取り逃がす失敗を繰り返す。尺は無いが9寸程度のは結構いるらしい。しかし、キャッチしているのは20〜22cm程度のイワナばかり。集中力が持続できない。時計を見ながらリミットを気にして釣りをしていたからかも知れない。余裕のI氏は着実に良型イワナをキャッチしている。私が釣り登った後でも釣っているので、やはり流石だと思う。フタオのハッチがあってから良かったようだ。 |
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