2001.6.11「水生昆虫の乱舞」

幻想的なスピナーフォール 狂ったようにライズするアマゴたち

釣行データ
日時 2001年6月11日() 18:15〜19:30
釣り場 南アルプス 某川 下流域
天候 晴れ
気温 未計測
水温 未計測
タックル FREESTONE 8'3" #2 + Koh-I-Noor #0 + DT2F Yamame + VARIVAS 6X-12ft
ハッチ とくになし
釣果 アマゴ 7尾(25〜21cm)
フライ #17 CDCダン / #15 CDCスピナー / #11 ソラックスダン


天気の良い日だった。こんな日はライズあるかな? そう思い、いつもの南アルプスの渓に夕方寄って見る。現地に着いてみると、風が吹き半袖では少し肌寒かった。こんな日は、イブニング不発かな? そして、休日のプレッシャーも残るかな? 少し不安を持ちながら支度を済まし川に立つ。時間は午後6時15分。そろそろライズの始まる時間。既にメイフライのハッチがある。数投して反応がなかった淵で、通り過ぎようとした際にバシャっと激しい水飛沫。何食ったんだ? いちおう投げてみるが反応はない。でも、これから何か起きそうな予感がする。

約1ヶ月前にもこのポイントに来たのだが、若干の減水。少し流れは変わっているものの、流木が障害物になっているポイントは健在。ここは、いかにも魚が出そうで、アプローチも慎重になる。障害物裏の緩い流れでライズを見つけた。17番のCDCダンを静かにプレゼンテーション。フライが着水したと同時に水面が割れた。待っていましたとばかに出た感じ。やる気満々。元気な引きが2番ロッドを通し手元まで伝わってくる。21cmあるかな?というアマゴ。フライを交換し、今度は右手の流れ込みへ。まだ流していないので、そこは出るはず。流れに乗せて見ると1発だった。先程より気持ち大き目のアマゴ。幸先良く、アマゴを引き出し、笑みもこぼれてくる。

このペースでは、また最後の堰堤までは辿りつけそうもないな。目先を移動すると、またライズ発見。今日は、どうやら水面近くの虫を飛び出して食っている様子。従って、ライズの音が激しいのだ。見ていると30cmくらいは飛び出して食いつこうとしているアマゴもいる。そんな光景を見てしまうと心臓の鼓動は早まって行きフライを結ぶ手も震えてくる。プレゼンテーションは、打ち込むというより、上からポトっとライズポイントに落とすのがいいのかも知れない。見ていると、再度、飛び出すアマゴ。タイミングを見計らい、フライを失速させて、ライズポイントの少し上に落とした。あれ?でないな? ロッドティップを振り静かにフライを水面から離れた時、アマゴが飛び出してきた。え!
そのままフライを咥え水にドボン。ちゃんとロッドは曲がりフッキングした様子。なんか、凄いやる気じゃない。なかなかこんな光景には出会えないぞ。キャッチしたのは、22cmくらいのアマゴ。なにかアマゴ本来の野生を見たようでゾクゾクしてくる。

次のプールに目をやると、そこでもライズ。その先でもライズ。どうぞ、お好きなライズをお取り下さい。そんな感じだった。プール下流のライズは渋かった。こちらの姿が見えてしまったからか。流れ込みの中でもモコっと水面にでる姿がある。いるいる。少し長めのドリフトで誘う。バシャ、ヨシでた!。いい引きだ。キャッチしたのは23cmアマゴ。美しい魚体。この川の魅力はこのアマゴの美しさにある。もう1本くらい出そうな感じがしたが、数投してで反応はあったがフッキングまでには至らなかった。時間は刻々と経っている。時間が午後7時近くになると、さすがに焦りが出てくる。別のプールに移動し、流れを見ると、これまたやる気満々の飛び出しアマゴ。1発で決った。

午後7時を回った。ポイント2/3地点にある淵。遠くから見ていてもライスしている光景が見える。今日はあの淵で勝負。光量はだいぶ落ちてきたが、偏光を外すとまだ十分明るい。CDCダンに反応はあるが、パシャっと出るだけ、フッキングしない。このポイント最大の大場所ゆえ、ここにいる魚はそれなりに学習しているようだ。水面を乱舞する水生昆虫。いわゆるスピナーフォールだ。水面に近づいて来たところをアマゴが飛び跳ねて捕食しているようだ。淵下流のプールにはスピナーフォールの幻想的な光景、そして、それを破るように飛び出すアマゴ。顔にもメイフライがバシバシと当る。
メイフライのスピナーパターンに換えてみた。流れ込み付近に落とすと、バシャっと激しい水飛沫。ずっしりとした手応え淵を駆け回る。いい、アマゴだ。少し緊張してのやりとり。ネットを出してキャッチ。ナイスサイズ!。25cmのアマゴ。全体に散りばめられた朱点が美しい申し分なし1尾。

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だいぶ光量が乏しくなってきた。大き目のソラックスダンでやっと見える程度。プールの前半部で飛び出したのは、22cmくらいのアマゴ。淵とその下流のプールのライズは止まなかった。もう、私の存在は完全にかき消されたようで、お構い無しに真横でもライズしていた。先程のソラックスダンをプールの中間部に流した時、水面が割れた。ここ、小さいアマゴがライズしているのかと思っていたのだが、意外にも強い引き。先程の25cmアマゴより、数段強い。2番ロッドが曲がり込む。だいぶ寄ってきた。おお、いい型だ。ネットを出しキャッチ体勢に入った時、まだ余力があったらしい。淵の中に向って走った。ロッドを寝かせ溜める。強いぞ。グググっとロッドが絞り込まれた時、ふっと軽くなった。痛恨のバラシ。あ〜、ショック。推定9寸のナイスサイズ。残念。

もう、ドライフライは見えない。先程のバラシが悔しく、未練たらしくウェットを結ぶ。最後の賭け。流れ込みにウェットを揉ませダウンで送る。数投目、ガツンという衝撃。おー来た。水面がバシャバシャしている。その直後、プルん。あーまたバラシ。落胆だった。まだ、諦めがつかずウェットを流すがアタリはなかった。今日はこれで終わりにするか。淵にはアマゴのライズする音がまだ響いていた...。




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