
2001.5.27「尺岩魚ラッシュ」

太田切川C&R区間、ドライで尺岩魚を釣った堰堤下の流れ
太田切では、連日、尺岩魚が釣れているようだ...
| 釣行データ | |
| 日時 | 2001年5月27日(日) 7:00〜7:40 10:00〜12:00 15:30〜19:00 |
| 釣り場 | 中央アルプス 太田切川 C&R区間 |
| 天候 | 小雨 → 晴れ → 雨 |
| 気温 | 未計測 |
| 水温 | 11℃(AM12:00) |
| タックル | FREESTONE
8'3" #3 + MARRYAT MR7A + DT3F Yamame + VARIVAS 5X-12ft Wada Bamboo 7'0" #3 + Tueffone + DT3F Bamboo Line + AKRON 5X-10ft |
| ハッチ | とくになし |
| 釣果 | イワナ 16尾(31cm、30cm、28cm、その他) / アマゴ 3尾 |
| フライ | #12 ヘアズイヤニンフ / #11 ブラックハンピーパラシュート |
今日は、南信州フィッシングクラブのミーティングが太田切川で企画されていた。私は、せっかくの機会であるので、集合時間の午前9時より前に着き、少し釣りをしようと早めに家を出ていた。小雨がパラパラと車のウィンドウを叩いている。また今日も雨の釣りなのかと、少し気分も重かった。 午前7時、太田切川に立つ。数日前までの雨の影響で増水気味。濁りはほんの少しあるが、かなりクリアであるのが幸いだった。小雨は降り続いている。寒さはさほど感じなかったが、この水の多さでは、ドライよりは沈める方が有利と見て、ニンフを選択した。一歩足を水につけると、押しの強い流速に足ごと持って行かれそうになる。遡行には十分注意しなければならない。釣り人は、ざっと見て数人。たぶん、人の入っていないと思われる区間(こまくさ橋の数段下)に入渓した。 増水しているので、流れの緩急な場所がはっきりしていた。そうなると、魚の着きそうなポイントは、かなり絞り込まれている。入渓から5分ほどしてヒットした魚は20cmほどのイワナ。強い流れの脇につき若干流速よりも遅めに流す方が良いようだ。本日の1尾目だからとデジカメに納めようと思ったが、電源が入らない。まさかのバッテリー切れ。まあ、しかたないかと諦めてリリース。しかし、もしかして大物が釣れたらという不安を拭い捨てられない。 その後も似たような感じのポイントで2尾のイワナをキャッチ。やはり、20cmくらいのレギュラーサイズの魚だと、流芯の脇の緩い流れのポイントに待避しているのであろうか。また、今日のアタリは実に明確でニンフに食らえついている感じが、インジケータにも現れていた。その他にもアタリやバラシも幾つかあった。かなり活性は高いはず。 小さな淵。水深はそこそこあるが、流れは穏やか。絶対に魚はいる。細心の注意を払い立ち位置をポイントの正面に置く。そして、ニンフとインジケータを流れ込みに打ち込む。白泡の切れ目で浮き上がってきたインジケータが少しドリフトした直後、今度はスッとが水の中にかき消された感じ。怪しかったので空アワセのつもりでロッドを立てたつもりが、予想外にずっしりとした手応え。竿はしなった。ナイスサイズだ!。淵の中を走り回る。時折、石の下に潜り込もうとダッシュで突っ込むのを押さえ込みキャッチ。良型イワナだ。計測すると28cm。自分としても久しぶりの良型に興奮していた。 あっ、しかし、デジカメが....。良型イワナの写真撮れないのは、ショックだった。なんでこんなに間が悪いのだろう。まあ、28cmくらいはそのうちまた釣れるさ!、と自分に強がりをいい、淵の中に戻って行くイワナを名残惜しく見送る。 気持ちを落ち着かせ、その先の堰堤下へと移動した。流れの中に飛び出している幾つかの石。堰堤から落ちた流れがそこにぶつかっている。その石の手前がポイントとしてはAランク。アップクロスの角度からアプローチした。数投げてみるが反応はなし。ちょっと立ち位置を変えてややアップ気味にキャスト出来るように移動。再度キャスト。ラフな流れに漂うインジケータがふっと消えた。ヨシ!っとアワセると、その先で激しい水飛沫。でかい!。護岸してある堰堤下は、あまり障害物はないが、飛び出した石周りに突っ込まれるのは、なんとしても阻止しなくては。自分も右へ移動し、ロッドを寝かせて耐える。少しずつ石から離れるように引きずり出す。今度は堰堤からの流れに乗って一気に下流に下ろうとした。ラインを手繰るスピードが間に合わない。ラインのテンションが緩む。最もバレやすい状況。そして、なんと自分の方向に向かって突っ込んでくるではないか。とっさの判断でネットを出し、自分の横をすり抜けようとしたのをロッドで煽り水面に持ち上げ、ネットを出した。上手くきれいにネットに収まった。そのネットの中で暴れるずっしりとした魚体。まさしく尺イワナ。ここ最近、太田切では毎日尺イワナが釣れているという報告もあったので、自分にも幸運が舞い込んできたかと嬉しさもこみ上げてくる。今年2尾目の尺イワナだった。計測すると、31cm! あっ、そうだデジカメが....。まさか、尺イワナが釣れるとは思ってもいなかったので、バッテリーは後で買いに行けば良いかと思っていた。あー後悔しきり。嬉しいのだが、写真に撮れないという残念感も渦巻き、心中は複雑であった。また、釣れるさ、きっと、きっと、きっと....。 その後は、心の動揺が拭いきれず、釣りに集中は出来なかった。実質40分ほどしか釣っていないが早々に川から上がり、コンビニへと電池を買いに走る。途中、こちらにお見えになっている稲さんと連絡を取る。川に戻り移動中に大人数のフライマンから釣り券の半券をもぎらせてもらったのだが、その皆さん、実は私のHPを見てくださっている方々だったのだ。たまたま、私のロッドのフックキーパーに着いていたニンフを見て、太田切を紹介しているHPでこんなニンフで釣っている人がいてと言う話をし始めた。それって私では?とStreamNoteの事を話すとどうやらその通りでいつも見ていてくださるとの事。なんとも不思議な出会いだった。その中には掲示板へも書き込んでくださっていたJOYさんもいらっしゃった。いやーしかし、結構自分のページ見てくださっている人、いるんだなーと改めて驚きを覚えた。(名古屋方面からいらした皆さん、その後、どうでした?) 稲さんも到着、ご挨拶して少し雑談。私は、集合時間も迫っていたので、クラブの集合場所へと移動した。相変わらず、雨は降り続いていた。 集合場所のこまくさ橋には既にタープが2張り。今日は、家族連れが多い。初めてお会いする方や以前お会いした方など20名はいると思う。お世話になっている水産試験場の方もいらしゃるので、ヤマトイワナの事なども伺ってみたい。まずは、クラブ員で太田切を釣って、釣獲調査票に記入するという一斉釣獲調査だ。皆さん家族連れが多いので、私みたいに早朝から釣りをするなんていうバカはいなかったが、クラブの中にはほぼ毎日太田切で釣りをしている強者もいる。 私も下流へ下り13号堰堤の下流に入った。幸い釣り人はいないようだが、とにかく水が強い。私はニンフの仕掛けをそのまま続け、小場所や強い流れの脇など、比較的先行者が攻め残したポイントや影響の少ないポイントを釣ってみた。しかし、釣れるのは、18cm〜20cmのイワナとアマゴ。どうにもサイズアップしない。クラブ員の方が溜まりにいる魚を狙ってドライで釣っている光景を見たら、私もドライで試したくなった。しばらくドライで釣るが、なかなか出てくれない。結局、ニンフに戻すとちゃんと釣れるので、ドライの腕が相当鈍っているのではないかと、逆に不安になってきた。12時近くになり、上がることにした。私がキャッチしたのは5尾。朝の釣果分も記入させて頂いた事もあり、竿頭になったわけだが、朝のフライングで釣りしているのでちょっと気恥ずかしい。中には昼前という厳しい時間帯にもかかわらず尺イワナをキャッチした方もいた。さすが!雨はすっかり上がり、晴れ間も覗くようになる。今日のイブニングはいいかもしれない。昼食はダッチオーブンを駆使したスペシャル料理。今までに食べたこともない料理で感動。ワイルドでかつスパイスの利いた料理は、すばらしくおいしかった。これぞ、キャンプの料理。自分たちのキャンプでもこんな料理を作ってくれる人がいたならば...。それは、期待しないことにしよう。 アルコールと料理でおなかを満たした後は、お仕事が残っている。イワナの成魚放流だ。今までも参加させてもらったが、魚を放流するのもなかなか面白いものだ。時に釣りやすい場所へ。時に、釣り人の裏をかき、意外な場所へと魚を散らしながら放していく。自分のバケツの中には、優に40cmは越えるニジマスの様な体型のイワナが入っていた。アベレージ22〜20cmの中では際だっている。こんな奴は小場所では可哀想なので、流れも豊富な大場所に放すことにした。(ヒント:何処かの堰堤下です) 人数も多かったので、30分とかからず作業は終了。この魚が釣れだすのは、少し時間が経ってからであろう。明日あたり良いかな?。これで、今日のクラブとしてのイベントは終了、解散となった。 友人が釣り始めたので、私も釣りの支度の為に車に戻る。今日は、3番7ftのバンブーも持ってきていた。ドライで叩きながら釣り登るには最適な1本。今までは、南アルプスのお気に入りの渓でしか使っていなかったが、せっかく竹竿があるのだから、年に数回の出番だけではもったいないと思い、車に積み込んできた訳だ。久しぶりに握ったバンブーは、やはりすっしりとした手応え。しかし、キャスティングしてみると、これが至極具合が良い。太田切の特徴である、段々に石が積み重なっているショートスポットにフライを躊躇うことなく入れる事が出来る。爽快という言葉がぴったりかもしれない。 友人と並びつつ釣り上がる。プレッシャーがあることから、18番のアントを選択したが、一向にアタリがなかった。横の友人はイワナをキャッチしている。なぜかな?ティペットを細くしたりと試みるが反応がなかった。そういえばと思ったのが、先週の釣行でキャッチこそ出来なかったがイワナの反応が格段に良かったブラックハンピーの11番。これをティペットに付けた。途端にイワナがアタックをし始めた。フライは大きいサイズで正解だったのか。これほどまでに顕著に反応が変わったというのは偶然ではないと思えてならない。 堰堤の下に来た。黒いドライシェイクをいっぱいまぶし、思いっきりポッカリと浮かせようとした。堰堤下の流れが石にぶつかる手間でまでがポイントだ。アップクロスのポジションからドリフトを試みた。石にぶつかる流れが左右に分水するためにわずかに盛り上がる地点で、バシャっと大きな魚体が飛び出してきた。この光景を見ただけで、これが尺イワナであることは容易に想像出来た。最初は堰堤下のヒラキで暴れていたが、距離を詰めるにしたがって、下流に一気に下り始めた。なんとか堪えようと竿を寝かし応戦するが、切ないくらいに曲がり込むバンブー。そのティップの曲がりを見た瞬間少し力を緩めてしまった。その隙にイワナは下流に下ってしまう。足下のラインを慌てて手でわし掴みして、イワナと一緒に下流に下る。ここから先は、膝丈くらいの石がゴロゴロしていてイワナの逃げ場が無数にある。私は一気に不利になった。イワナとの距離は詰まっていた。しかし、石と石の間のスポットを動き回っていて、そのイワナをランディングするには、なかなかタイミングが合わない。バンブーのティップはかなりしなっている。7Xのティペットであるが、十分にイワナのショックを吸収している。あとはタイミングだけ。ネットを出し、キャッチするタイミングを見計らう。頭一つ分水から出し、イワナの自由度を奪う。バンブーのバットにグインと力をかけ、イワナを寄せ付けて最後のフィニッシュだった。ネットが小さく感じる程のナイスサイズ。朝釣ったイワナに比べても遜色無い魚体。メジャーを充てると30cm! やはり尺イワナだった。苦労して取った事もあり、感動はひとしお。また、今度はデジカメにも写真を納めることも出来る。数枚の写真を撮り尺イワナを流れに戻した。嬉しかったので、先を釣る友人の携帯に電話をかける。私のファイトを見ていたらしく、10分くらいやってたんじゃない?との事。そんなに時間かかったかな?5分くらいじゃないか?と自分では思うのだが。 その後もブラックハンピーはイワナ達に歓迎され、22〜20cmのレギュラーサイズをポンポンと追加した。流れの良い場所で出ているので、夕方に向け活性がまた上がってきたのだろうか。そして、いかにもという淵の流れだし。ちょうど朝、28cmのイワナを釣った淵に感じが似ていた。ここは出るね。慎重にプレゼンテーションすると、1発で飛び出してきた。今度もナイスサイズ。淵の中で暴れるイワナをキャッチ。25cmくらいあるだろうか。尺イワナの後だけに驚きはないが、ネット伝わる重さや躍動感を感じて興奮していた。 |
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