
2001.5.20「新緑の渓と初夏の陽射し」

南アルプス1000m付近の流れ、友人が先を釣る
木々が新緑の色合いを見せ、陽射しが初夏を感じさせる
| 釣行データ | |
| 日時 | 2001年5月20日(日) 10:00〜15:00 16:15〜17:30 18:00〜19:15 |
| 釣り場 | 南アルプス 某川(2河川を移動) |
| 天候 | 晴れ |
| 気温 | 日中25℃以上 |
| 水温 | 12℃(AM10:00) 16℃(PM13;00) |
| タックル | FREESTONE 8'3"#3 + MARRYAT MR7A + DT3F Yamame + VARIVAS 5X-12ft |
| ハッチ | 夕方 マダラ系の#12くらいのメイフライのダンの流下あり |
| 釣果 | イワナ 6尾 / アマゴ 4尾 |
| フライ | #18 アント / #18 CDCフローティングピューパ / #14 CDCダン |
放射冷却現象の影響で朝方の冷え込みは厳しかった。テントの中ですら気温は7度。おそらく外はもっと寒かったに違いない。その寒さで目が覚めたのだが、外を見ると既に車止め付近には数台の車が止まっている。しかし、出遅れたという感じは持たなかった。この寒さ、どうせ釣れるのはもっと日が高くなってからと思い、またシュラフに潜り込んでしまう。午前8時にやっと起床。日は昇っているとはいえ、谷間に日が射すのはもうしばらく先。ストーブで湯を沸かしコーヒーを飲んだ。友人と朝食を取り、本日の釣りの打ち合わせ。上流に登るのもかったるいし、釣り人もだいぶ入っている。いっそ、下流に下り入渓しようかという話でまとまった。キャンプを撤収し下流に下ってポイントを探した。さすがに日曜日とあって、気になるポイントには、釣り人が入っていた。今日は昨日より天気も良く気温も一気に上昇している。もうフリースは必要ないようだ。車でだいぶ下って、なんとか入渓ポイントを探しだした。 午前10時、標高1000m付近に入渓。友人と交互に釣り登って行くという感じで釣りを開始。木々の色合いが緑で、上流部の茶色混じりの渓とはだいぶ感じが違う。また、大石が点在するこの付近のポイントは、渓相も良く、本格的な渓流釣りの雰囲気を味わう事も出来る。でも、なぜか上流志向の強い私は、あえて辛い登りに耐え、上流へと入る事が多いのだが、あらためてこの流れを見ると、そんなに気合い入れなくても、ここでも充分ではないか?とも思ってしまう。 水温は12度と適温であるが、昨日がニンフでよく釣れた事もあり、最初はニンフを選択した。友人は、入渓からさほど経っていないのに既にニンフでイワナをキャッチした様子。少し焦りはしたが、焦った所でどうにもなるものでもなかった。昨日あれほど釣れたニンフも状況が変わればさっぱりアタリもない。1時間ほど二人で釣ってみて、ニンフでは駄目、これはドライだ!ということで、ラインシステムを切り替える事にした。 フライの選択が間違っていなかった事は、しばらくして結果として出た。浅い瀬の中で18番のアントに出たのは20cmほどのヤマトイワナ。ニッコウ系も多少混じっているか。この辺りのポイントは、とにかく小場所よりも大場所が目立つほど渓相が良い。ただ、いかにもという大場所では、全く反応を示さないのが不思議だ。しかし、小場所を叩くと型は20cmあるかないかくらいのイワナだが、フライにちゃんと反応を示してくれる。昼くらいまでに3尾のイワナをキャッチしていた。しかし、出ている数に比べキャッチ率がかなり低い。なぜかうまくフッキング出来ないのだ。昼食を取った後の午後も引き続きこの流れの続きを釣る。気温は更に上昇、初夏の暑さだった。試しにと計った水温は、なんと16度。夏の山岳渓流の水温だ。思いきってフライをブラックハンピーの12番に換えてみた。すると、あれほど大場所で反応がなかったのに、イワナがフライにアタックを開始した。しかし、残念な事にフッキングせず。イワナは大型のテレストリアルをかなり意識している事はわかった。 ブラックハンピーは各ポイントで確実に反応はさせていた。しかし、なぜか乗らない。そんな状況が続く。出てくる魚は20cm前後とけして大きい訳ではないので、吸い込むのが弱いのか?とかいろいろ考えたが、ここは、自分に都合良く、まだドライを食べるのが下手なのだと勝手に解釈した。(^^;午後3時、魚の反応は良いしまだまだ行けるという感じはあるのだが、先にテンカラ師を発見したので、ちょうど上がり時と見て渓から上がることにした。二人で釣り登った距離は相当で暑さも相まってうんざりするほどだった。また、二人の貧果もさらに疲れを増した原因の一つではあった。 休憩を取り、夕方のイブニングライズポイントへと川を移動した。ポイントに到着するもさすがにまだ日も高い。おまけに川遊びの人達が数名いる。もしかすると、釣りするのかもな?。とりあえずまだ時間はあるので、この川の上流部へ車で移動しイブニングまでの時間を釣ってみる事にした。 久しぶりに来た上流部の流れ、友人とポイントの前後に分かれて釣る。この渓もきっと冬の頃は凄い雪だったのであろう。ここでも鹿の死骸を発見した。虫はそこそこ飛んでいる。試しのアダムスパラシュートに出たのは小さいイワナ。1尾出たのでひとまず安心。ポイントを浅い瀬が続く区間へと移動する。この時期、いつもこのポイントでは、二桁前後はキャッチできるのだが、予想外に厳しい反応。フライサイズも落とし、ティペットも細くして、やっと木の陰から引き出したイワナ。ん〜魚影が極端に薄い気がする。この区間ってあまり餌の人がやらないので、結構魚が残っていたのだが、入渓点にしっかりと道まで出来ている現状では、だいぶ人が入っているのかも知れない。1時間ほどして下流に入った友人が登ってきた。下流も厳しかった様子。最後はライズポイントに賭けるしかない。 下流に下り、先程のライズポイントへ行ってみると、やはり川遊びの連中は、釣りもするらしい。しかし、風体からするとあまり真剣にやりそうもない連中であるが、しかたない、別のポイントへと移動する。第二候補は、知り合いの方に教えてもらった初めて釣るポイント。実釣が無いだけに不安なものがある。車を止め友人と支度をしつつプールの流れを見ているとバシャっと波紋が立つ。ちょうど午後6時だった。不安なものが期待へと変わっていった。 朝からあまり釣っていない友人にそのライズポイントを釣ってもらうことにした。まあ、私いつでもイブニングに来られる訳だし、適当に歩いてライズしているプールを探すことにする。目の前に浅いがプールがあった。先程1回ライズを見たので、腰をかがめ慎重に近づき、さらなるライズを待ったが、一向に気配がない。様子見でCDCダンをプレゼンテーションしたが虚しく流れるのみ。このポイントは見切った。別の流れを探そう。河原と歩くと山の木の陰で飛び出す様な激しいライズ。それも何度も繰り返している。心臓が高鳴った。水面を見ると12番程のメイフライのダンがかなり流下していた。フライを同サイズのCDCダンにマッチさせ、プレゼンテーションしてみる。バシャっと激しい水飛沫とともに、あわせたはずのフライが空を切った。あれ?なんで乗らない?。ドラックが原因かと、ティペットを更に足すが、バシャっと出た後の感触が伝わってこない。見切られたのか?、よく見ると12番のメイフライのダンはあまり食われずに流れている事がわかった。何か別のモノを食っていると感じた。しかし、このポイントのライズは沈黙してしまっていた。 あまり、粘るとボーズにもなりかねない、新天地を探すべく河原を歩いた。少し歩いた先、一見すると見落としてしまいがちな流れで小さなライズが繰り返されていた。ある程度の密度で魚がいることは間違いないが、時折、水面に飛び出す魚が小さかったので、あまり期待出来なかった。とりあえず、ティペットに着いていたCDCダンを投げてみるが、完全に無視。小さい魚に無視されるのもちょっと悔しい。水面をよく見ると、吸い込むようなライズフォーム。これは、水面に張り付くタイプのフライで良いかもしれない。イマージャ系か?。ボックスを探すが、いまいち自信を持って使えるフローティングイマージャがないのだ。ああ、そういえばシラメ用にドロッパーで使う為に巻いた、18番のCDCのフローティングピューパがあったはずだ。既に光量も乏しくなってきているので、けっこうしっかり目に付けた白のCDCが頼もしい。しかし、逆に見切られてしまわないだろうか? 石裏でライズする魚を狙ってダウンクロスのポジションを取る。緩いフラッ流れにフライがゆっくりと流れて行く。吸い込む感じとは若干じがうものの、パシャんと波紋が立つ。これは食った!手応えがある。けっして小さい魚ではない。なるべくポイントを潰さないように下流に誘導し、キャッチしたのは、21cmほどのアマゴ。嬉しい1尾だった。写真を撮ってリリース。まだお構いなしにライズは続く。フライを交換しなければならないのがもどかしい。時は刻々と夕闇に迫ってゆく。同じ型のフライををティペットに付け、再度キャスト。流す筋を30cmほどづらした。バシャと水飛沫。今度も心地よい手応え。同じ様に下流に誘導しキャッチ。先程より気持ち大きめのアマゴ。小型魚が群れているのかと思いきや、以外にもまあまあのアマゴが群れている様子。 私の存在など無視するように、まだまだライズは続く。石の手前の流れにも魚はいる。ちょうど、石と石で流れが狭くなり、その下にも沈み石があるポイント。ここは先程から安定してライズがあった。取れる自信はあった。少し上流に位置しダウンクロスで流し込む。完全に狙った魚が、水飛沫をあげる。乗った。同じように下流に移動させキャッチ。23cmほどのアマゴの感触を手に取る。けして大型魚ではないが今の時期、このくらいのアマゴならば十分満足できる1尾。写真に納めリリース。
もう午後7時をちょっと回っていた。だいぶ薄暗くなっている。もう私の存在は完全に魚の意識からは消えているのであろう。大胆にライズを繰り返している。同じフライが最後の1個だ。これで出れば本望。石の手前から1mほど手前のライズを狙った。しかし、タイミングが悪かったか、ポイントは、虚しく通過。しかし、石の手前、先程アマゴが出たポイントで、まさかの水飛沫!。また別の魚が入っていたのだ。感触も良い。キャッチしたのは同サイズのアマゴ。ライズ4連発のキャッチに興奮しないわけがない。
1ポイントで5尾のアマゴ、イワナのキャッチは、とにかく嬉しい。いや〜面白いポイントだった。車に戻る途中、先程撮ったデジカメの画像を見ると、最後に釣ったイワナは、どうやらヤマトイワナだった。最後におまけのボーナスポイント。とにかくライズの釣りを堪能出来たすばらしいイブニングの釣りだった。このポイント、かなり◎だと思う。 |
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