
2001.5.15「時間よ止まれ」
| 釣行データ | |
| 日時 | 2001年5月15日(火) 18:00〜19:00 |
| 釣り場 | 南アルプス 某川 |
| 天候 | 晴れ |
| 気温 | 未計測(日中はかなり気温が高かった) |
| 水温 | 未計測 |
| タックル | FREESTONE 8'3"#3 + MARRYAT MR7A + DT3F Yamame + VARIVAS 5X-14ft |
| ハッチ | メイフライ、ストーン各種 |
| 釣果 | イワナ 1尾 / アマゴ 7尾 |
| フライ | #17 CDCダン / #15 クイルボディパラシュート |
数日前にランディングネットを買った。以前からショップのショーケースに並んでいた「Aya」というネット。自分にとっては2万円もするネットなんて高嶺の花で、とても買える物ではない。そう思っていた。たまたまレインウェアを買うつもりで寄ったショップで、魔が差したというか、気がつけば、ネットを買っていた。雨男の自分にとってはくたびれたレインウェアを新調する方が、どう考えても優先度的には上のはずなのに...。 買ったらすぐにも使いたいのが人情。いつ釣りに行こうか思案していたが、数日間、暑い日が続いた今日のイブニングがベストと見て、仕事が終った後、ダッシュで渓へと向かった。向かう先は、この時期、安定したライズが見込める南アルプス麓のある川。 午前6時前、渓に到着。既に水生昆虫が空を舞っていた。逸る気持ちを押さえ準備する。ベストの背中には新品のランディングネット。ワクワクしてきた。タックルは3番をセット。河原が広く気持ち良くロッドを振れるこのポイントでは、20フィート程のロングティペットリーダーの釣りを楽しむ事にしている。 様子見でキャストしたソラックスダンに小さなアマゴが飛びかかる。フッキングはしないが反応は上々。ポイントを前に進める。昨年よりもだいぶ流れが変わっていた。流れの中に倒木があり、障害物となっているがそこが少し深くなっていて、どう見てもライズポイントだった。予想通り、パシャ、パシャっと障害物裏の流れの緩い場所でライズが始まる。CDCダンをプレゼンテーション。いいポイントに入った。ユラユラと流れに揺られるフライを目で追う。バシャ。水面が割れた。ロッドが曲がり小気味良い振動が伝わる。ネットを出し、アマゴをキャッチする感触を確かめる。小さめのネットだが横幅が結構あるので、大物か来ても余裕でキャッチ出来そうだ。 キャッチしたのは、20cmほどのアマゴ。まあ、ネットでキャッチするまでもないが、感触を確かめるには十分なアマゴだった。まだ、ライズは続く。もう1匹くらいは釣れそうだ。もう一度CDCダンをプレゼンテーション。ポイントを少しずらしてみた。また、バシャっと出た。先程と同じくらいか、20cmくらいのアマゴ。まだ、ライズはあるが、さすがにフライにはちょっと渋くフッキングはしなかった。なんか、このトラップにハマってしまいそうで怖い。 既に午後6時20分。7時過ぎくらいがリミットであろう。時間がない。ポイントを先に進める。また、いい感じの流れとアマゴのライズ。水生昆虫のハッチも活発。条件としては良好であろう。今日は、どうにもこのポイントの最後あたる堰堤までは辿り着けそうにない。目の前のポイントでは、水面に激しく飛び出してやる気満々のアマゴをキャッチ。ポイント移動。浅い流れが続く。時間がないので、ポイントからポイントまでは、フォルスキャストしつつ小走りで移動。息もあがる。 昨年も一番ライズがあり、かなりの確率でアマゴをキャッチできるお気に入りのポイントにやってきた。ここも悩ましいくらいのライズが所かしこと展開。目移りしてしまうように、投げるポイントも迷ってしまうほどだった。流れ込む筋の横に出来た緩い溜まり。ここのライズが一番激しかった。CDCダンをプレゼンテーションする。少しのタイムラグの後、水面が割れた。キャッチしたのは22cmほどのアマゴ。サイズの割に良く引く。まだ、同じポイントでのライズは止まない。このポイントはじっくり腰をすえればまだまだ釣れるはず。しかし、無情にも時は夕闇へと進んで行く。「このまま、時間よ止まってくれ!」私は真剣に思っていた。少しずつ暗くなってゆくにしたがって、このポイントのライズは激しくなっていった。フライへの反応はすこぶる良かった。流す筋を変えれば、アマゴはフライへ果敢にアタックしてくる。ここでは、結局4尾のアマゴをキャッチ。型は22〜20cmと大きくはないが、フッキング後の走りはなかなかである。 もう、7時近かった。楽しかった一時も終焉を迎えなければならない。ちょっといい型の魚が釣りたかった。焦っている私の意に反し、なかなかアマゴが出なかった。フライもかなり見にくくなってきている。諦め半分で、石裏の緩い流れにフライを置いたら、バシャっと予想外の激しい水飛沫。魚影がイワナっぽかった。妙に走る走る。強い引きを味わう。そして、ネットで救い上げたのは丸々と肥えたイワナだった。25cmといったところか、ヤマトイワナにニッコウ系の血も混じったイワナだった。このくらいのサイズだとネットを使う価値あるかな。イワナを水戻し、本日のイブニングは終了とした。久しぶりに訪れた南アルプスの麓の流れは私に寛大だった。これがあるから平日のイブニングは止められない。1時間とい短い時間の釣りで、型はボチボチであったが実に充実した釣りが出来た気がする。車に戻る足も軽やかだった。そして、ベストの背には、トラウトの芳しき香りを放つAyaネットがぶら下がっていた。 |
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