2001.5.1「ごれんじゃあ出撃」

釣行データ
日時 2001年5月1日() 5:00〜18:30
釣り場 中央アルプス 太田切川C&R区間
天候 晴れ
気温 早朝 6℃ / 日中 20℃以上
水温 早朝 4.5℃ / 日中 10℃(少し増水)
タックル FREESTONE 8'3"#3 + MARRYAT MR7A + DT3F Yamame + REVIEW 5X-12ft
ハッチ ユスリカ
釣果 イワナ 8/ アマゴ 1
フライ #12 ヘアズイヤニンフ / #12 ビーズヘッドMSC


今日は、私(きれんじゃ)の釣り仲間であり親友である「ごれんじゃあ」が集まる事になっている。ここ数年、なかなか皆で集まり釣りが出来ない環境となってしまった事もあり、こうやって集まるのも3月の芦ノ湖以来で、ほんと久々の出撃だ。今回の釣り場は、千曲川という話もあったが、結局、私が最近通っていて、実績もある太田切川C&R区間という事で、朝6時現地集合との指令が出た。

地元の釣り仲間キミドに連絡を取ると、午前しか出来ないので早朝4時半から釣るという。えっマジ?。でも、一人では気の毒なので、私も少し出遅れはしたが早朝の太田切川へと向った。途中の外気温表示計を見ると6度。今朝は冷え込むという予報だった。これは早朝の釣りは厳しそうだ。なんとか午前5時、現地に到着。既にキミドは堰堤の上の流れに入っていた。川を見ると二日前に来た時より増水しており、前日の雨、あるいは、雪代の影響であろうか。そして、計らない方が気分的に良いかもしれないが、いちおう水温を計測してみた。なっ、なんと4
.5度!。水が入れた手が切れるように冷たい。これは、相当心していかねば...。

キミドとは別の筋を私も釣り上がってみた。もちろん、ニンフで。しかしながら、ピクリともアタリはない。予想はしていたが、想像以上に厳しいかも知れない。二人とも堰堤まで釣り上がり、キミドが私の所へ来た。私は、ちょうど堰堤下の落ち込みそれも白泡の中にニンフを打ち込でいた、その直後、インジケータが止まり、スッ引き込まれた。軽くアワセを入れて余裕のキャッチ。2cmくらいのレギュラーサイズのイワナ。これは、魚の鼻っ面にフライが行かない限り食わないのでは?、二人ともそう感じていた。

集合時間の6時が近づいたので、一旦上がり、皆の待つ場所へ移動した。既にアカ、モモ、ニジが待っていた。アオは都合により出撃不能。
今日は、GWとはいえ平日なので釣り人も少ないかと思いきや、その逆で、早朝にも関わらずかなりの釣り人が既に入渓している。自分が知っている中では一番の入りかも知れない。しかし、こうやって皆が集まるのも久しいので、ついつい話しが弾んでしまい時間は刻々と経っていた。

こまくさ橋の下が空いていたので、そこにアカ、モモ、ニジが入った。私とキミドは上流へ移動し入渓点を探す。離れていても携帯で連絡を取りあえるこの釣り場は、仲間で集まって釣りをするには実に具合が良い。結局、釣り人もいた関係で私とキミドは駒ヶ根橋の下流まで登り入渓する事となった。

時計は午前7時を回っている。まだ、魚の活性は高まらない様子。インジケータにアタリはない。少し水量もあり水が強い事もあってか本来イメージしているタナをニンフが流れていない気がする。きっと底ベタで流さないと釣れないのではないか?。救いのポイント駒ヶ根橋下の魚が溜まっている場所。2日前はここで2尾のイワナをキャッチした。ここなら釣れるだろうと高をくくっていたが、十投ほどしてみてそれは間違いであった事に気づく。増水で流れが強まった事もあり、堰堤下ブロックの反転流が事のほか強く、うまくインジケータのドリフトが出来ていない。結局、ニンフはドラッグの掛かった状態で流れているのであろう。粘りに粘ったがアタリも出せない不甲斐なさ。
2時間ほど経ち午前9時。休憩かなと川から一旦上がる事に。下流を振り返ってみると、釣り人がいるいる。100〜200mに1人は必ずいるという感じ。川幅があるので、けっして混んでいるという感じではないが、お互いにリラックスして自分の釣りに専念できる距離感ではなくなってきている。

車に戻るとモモも川から上がっていた。気温は上昇しフリースは着ていられないほどなっている。そろそろドライかもね。アカに連絡を取ると、駒ヶ根橋の上流で数尾キャッチとの事。相変わらず、出し抜いてくれちゃってる。アカも厳しいよ〜と返してくれれば、皆、平穏無事に過ごせるのだが...。
私とモモはアカの戻るのを待つ事にした。キミドは下流へ移動して釣るらしい。吉報を待つ。そういえばニジが行方不明だ。携帯に連絡するも電源を切っているのか連絡が途絶えたままだ。流されてはいないだろうな〜。

モモと二人で待つが、アカは一向に戻る気配なし、皆が早朝やっていたこまくさ橋下の流れをちょっと釣ってみる事にした。ドライにシステムチェンジ。マイクロアントを堰堤下の流れに乗せてみる。ブロックの手前でス〜っとイワナが浮上。しかし、私のロッドは既にピックアップ動作に入っている最中だった。イワナが未練っぽくフライを追ったが、時既に遅し。2回目のチャンスは与えられなかった。とりあえずドライに出たので、堰堤下の流れを丹念に探ってみる。バシャっと小さいアタックは数回あったもののフッキングまでは行かない。キミドから連絡が入り、ドライで出るよ〜との知らせ。数尾キャッチとの事。やはり、ドライね〜。モモも1尾キャッチしたので一旦川から上がる事にした。アカも戻り、デジカメで良型アマゴを見せてもらう。ん〜良いね〜。

下流の堰堤下に小さな溜りがある。ここにはいつもイワナ、アマゴが入っていて、時にライズしたりとサイトフィッシングの真似事が楽しめる。大石の上に登り上から覗いて見ると、今日もいたいた。イワナ、アマゴが数尾確認できた。たまたま、私はマイクロアントが付いていた事もあり、ファーストキャストの機会を与えられる。流れがほとんど無い場所に定位しているイワナを狙った。思うようにポイントに落ちなかったが、数投目、イワナの上に入った。す〜っと上昇。食うか〜。ゆっくりスポっとフライを吸い込んだ。私は早合わせはすっぽ抜けの原因と思い、反転してからアワセるつもりだった。頃合いを見て、ヨシ!。自分では確実に乗ったと思った。しかし、イワナの口からスポっとフライが抜けてしまった。なんで??。皆に言わせると、超遅アワセで全くのNGだという。カッチョ悪いぞ .... きれんじゃ。(^^;

今度はモモの番、モモはMSCを付けていたので、底ベタに付くイワナを狙う。ポイントから遠い位置にキャストし、フライが沈んで行く間にラインを操作し、イワナの鼻っ面に誘導した。ゆっくり沈むMSCがイワナの目の前に落ちてゆく。無視するのではと思ったが、意外にも疑いなくフライを吸い込んだ。モモの愛竿I's3がしなった!。
その直後、スポっと抜けてしまう。あら〜残念。内心ちょっとほっとしたきれんじゃでもあった。(^^;

しかし、二人とも情けないなぁ。今度はアカの番だ。今までもこういうシチュエーションでは必ず、アカが美味しいところを持って行く。今回も俺らは前座だな〜と思っていたが、さすがにアカでも苦戦している。どうにも見切られてしまう様子。終いには、3人でキャストしては魚を誘ったが、相手も時間を追う毎に賢くなって行くので、10Xのティペット、24番のミッジですら直前でUターン。私達はどんどんディープな深みにハマッてゆく。気が付けば1時間もこんな石の上で男3人があれやこれや手を換え品を換えイワナ、アマゴを騙そうとしているが、相手は1枚2枚も上手。本物のユスリカにはライズしているのが更にムカツク。しかし、この均衡を破ったのが、やはり、アカレンだった。溜まりの端の流れの中でアマゴをヒットさせる。こうして泥沼トラップから我々は抜け出したのだ。(いまいち、スッキリはしないが...)
実は、私達がトラップされていた1時間が、後にドライフライでのプライムタイムだったと気が付くのにそう時間はかからなかった。

時計は正午、泥沼の1時間を取り戻すべく、堰堤の前後を釣ってみる。行方不明のニジも戻り、午前で上がるキミドは帰っていった。お仕事中のmasaponさんから電話が入りどうですか?と聞かれ、そう言えば、まだ朝の1尾しかキャッチしていない貧果であった事を思い出した。ヤバイ、今回は釣れないレポートを書く事になるかも知れない....。

昼食はソースカツどんと決まった。2日前にも食べたばかりだが「ガロ」のは、美味いからまいっか。しかし、なんと、今日は定休日らしい。別の店を探す。近くにあった繁盛していた店「すが野」に入ってみる事にした。ここは初めて入る店だ。しばらく待ち、席に座れた。注文はソースカツどんとビール。ウェイティング用に釣り雑誌もある。なるほど、釣り人も良く来るのね。おばちゃんもしっかり食べないと魚に食べられちゃうよ!と冗談をかます。ガロのソースカツどんはヒレ肉だが、こちらのはロースだ。肉の味も良い。また、刻みキャベツの量が多いのが、けっこういいかも。しんなりしたキャベツとソース、そしてご飯の食感が私は好き。ただし、ボリューム感はガロに軍配が上がる。食べたあともビール追加で飲めちゃったくらいだから。

アルコールもしっかり注入されたし、いきなりの入渓は危ないので、食後の余興、駒ヶ根橋前後に溜まる魚を狙う事にする。モモが釣り人で、私達はギャラリー。橋の下にはトラップされたフライマンがいたので、モモは橋上のポイントに移動する。川を覗き込むと別のポイントで魚影を確認。上から試しにキャストしてみた。インジケータに反応する。ドライかも。さっそく川に降り立ちポイントまで移動、目印の木の前に立つ。その手前にある石の下に数尾のイワナがいるはず。ちょうど流れが緩い溜りになっていたので、フライをそっと置けば勝負になるかと思ったが、予想に反し、反応はしたが途中でUターン。しばらく粘るが、先程のように泥沼にハマる前に諦める事にした。
橋上のモモも粘ってはいたが、魚達は、全くフライには興味を示さない。流れがちょっと複雑なんだと思う。表層の流れと定位している中低層の流れの向きが違うのではないか?。流れとは反対方向に向って定位している良型の魚は、なかなかに難しいターゲットだった。気が付くと、濁りも入ってきた様子。日中の気温上昇で山の雪が解け雪代となって入ってきたのだろうか。これでは、ドライには期待はできそうも無い。

午後3時を回り、余興は終了。本格的に釣らなければ、かなりヤバイ状態。どのポイントも釣り人がいたので、C&R区間の最下流、高速道路上に移動した。幸い、ここには釣り人はいなかったので、入渓したが、なんとなく釣れない雰囲気。しばらくして、他の釣り場から溢れた釣り人が訪れ出し、ここもそれなりに人気があった。しばらくして、ピックアップ時にフッキングしていたイワナをバラすが、それ以外全く無反応で、唯一ニジが苦戦した挙げ句、本日の1尾目をキャッチするのみだった。

時間は午後4時半。ポイントを地ビール工場の裏手に移す。ここからは結構実績もあるので、夕方ならば釣れるのではという読みもあった。釣り人は、眼下に数名。増水、そして、若干の濁りという事もあり、先行者は気にせず、4人で入渓した。
先ずは、2日前、自分が夕方トラップされた堰堤ブロックの巻き返し。手前の流れが強い。フライは、レッドワイヤをシャンク一杯に巻き、おまけにビーズヘッドというヘビーウェイテッドのMSCニンフに切り替える。その脇をインジケータでドリフト。おや?、わずかに不信な動きを見せたインジケータ。いちおう空アワセ。しかし、ずっしりとした感触がロッドに伝わってくる。アマゴがヒット。結構良型っぽい。手前の強い流れを横切った際、プルっと痛恨のバラし。愕然。モモも見ていただけにその落胆は大きい。しかし、このバラシは、これから始まる爆釣への余興に過ぎなかったのだ...。

私は皆の最後尾を釣り上がった。どうやら、皆が流している層に比べ、重いニンフなので、だいぶタナが深く取れているらしい。日中の厳しい釣りが嘘のように、次々にインジケータにアタリが出る。22〜2
cmほどのイワナを連続ヒット!。バラシも多いのだが、ここはいそうだな?と思える筋では大抵魚とのコンタクトを得ていた。思い通りに釣りが展開できている。普段は人の後を釣るのは嫌なので、積極的に前に出るが、今日は後ろでも釣れる気がしていた。なんとなく釣れる筋というのが読めていたのだ。

それと、ニンフの流し方でも少し自分なりに得たことが有った。強い流れの脇を流す場合に有効なドリフトは、一旦ニンフを緩い流れに打ちフライを沈下させる。そこから目的の流れの筋にインジケータを誘導しドリフトをさせるのだ。こうすると、イメージした層をニンフが流れるのではないか?。最近ずっと悩んでいた強い流れの脇で如何にして魚を引き出すかという課題に少しながら明るい光が見えてきたようで、狙った筋からバシっとイワナを引き出せる事にしばし酔った。皆が見ている前であの筋、釣れそうだとニンフを流すと、バシっと気持ちよくヒット。どう、今日、絶好調じゃない。自分でも驚いている。

これだけ反応があれば充分だろう。2時間ほどで8尾のイワナ、アマゴをキャッチ。実はバラシも同匹数以上。原因は後に考えるに、インジケータの浮力の問題だったのではないか?。普段より重いニンフを使用していたので、その負荷を背負えず、インジケータが半沈み状態であった。明確に出たアタリは取れていたが、微妙なアタリが読み取れず、少しアワセが遅れていた。これがバラシの原因につながったのかも知れない。普段は、渓流では、イージーグロウのSサイズと決めて使用しているのだが、時にフライの重さによっては、Mサイズを使用しなければいけないのだ。当たり前の事の様だが、実際に経験して初めて気が付いた事だった。

終わり良ければ全て良しでもないが、夕方の絶好調は、この日の釣りを最高に楽しい想い出に換えてくれた。そして、益々、ニンフの釣りが好きになってしまった気がする。今日は、ニンフの釣りの醍醐味である魚を引き出すという快感に浸れた訳だ。毎年、南アルプスの山奥に集うごれんじゃあキャンプだが、今年は、太田切でも良いかもね。そんな、話も出るくらい、皆、楽しめた釣りだったと思う。
次の出撃はいつだ?、皆でお気楽に釣りに行けていた頃が妙に懐かしい。あの頃は、20cmくらいのイワナを釣っても大騒ぎしていたんだよなー。この仲間と一緒にいると、そんな頃に戻れる気がして、少し嬉しくなる。


--- ごれんじゃあ ---

南アルプスの渓の平和と秩序、そしてヤマトイワナを守るべく結成された、秘密釣り戦隊。その活動が今までにも公に出たことはない....
(現在7名の隊員で構成のはず?)


関連用語)ごれんじゃあストーム

必殺技の名前ではない、ごれんじゃあが南アルプスでキャンプをすると、決まって、台風、大雨に見舞われる事を意味する。

 


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(c) bluedun 1999-2004


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