2001.3.20「渓初釣行、尺岩魚」


2001年の渓流の開始は、中央アルプスの太田切川C&R区間から。
河原に残った雪もすっかり消え、季節は一気に春に向かう。

釣行データ
日時 20013月20日() 13:30〜16:30
釣り場 中央アルプス 太田切川C&R区間
天候 晴れ
気温 未計測(4月を思わせるポカポカ陽気)但し、風が強い
水温 未計測
タックル FREESTONE 8'3"#3 + MARQUIS #4 + DT3F Yamame + REVIEW 5X-9ft
ハッチ 小型のカワゲラ
釣果 イワナ 3(尺物含む)/ アマゴ 1
フライ #12 ヘアズイアニンフ(クリスタルタブ仕様)


ここ数日の陽気は、春を感じさせるほど暖かく、寒く雪の多かった冬の面影を残すのは、日陰に残るわずかな残雪のみだった。彼岸の時期、各地の渓は既に解禁している河川が大半。そして、各地のフライフィッシャーからの吉報がネットを飛び交う。地元の渓も2月16日に既に解禁しており、私も時間をひねり出せば、釣行出来たかもしれないが、何故か、渓に足が向かなかった。
しかし、今日は釣り師の感と言おうか、妙にウズクものがあり、休日出勤で会社に居たのだが、ぷツと切れてしまったように昼から渓に向け車を走らせていた。

目的地は太田切川C&R区間。今年から地元の南信州フィッシングクラブにお世話になる事となり、先日は、クラブの太田切川での成魚放流のお手伝いにも参加していたので、雪もすっかりとけ川の様子が一番わかるという事での選択。

午後1時、太田切川C&R区間に到着。今年は、ちゃんとした看板も立てられている。釣り人は?と川を見るが誰もいない。しばらくして1人のFFMが歩いてきたので、状況を聞くととにかく風が強くて厳しいとの事。会社を飛び出したときは、とにかく暖かさしか気にならなかったが駒ケ岳から吹き降ろす強風が川の上流から下流に向け吹いている現実に気がつく。しかし、2001年渓流の開始が目前に迫っている事もあり、そんなネガティブな要素もあまり気にならず黙々と準備をしていた。良く見ると小型のストーンフライも飛んでいる。いいんじゃないのー。

風が強いので4番があれば良かったが、3番ロッドでのニンフフィッシングを試みる。久々にロッドを振ることと向かい風の強風という事もあり、思うようにポイントに打ち込めない。思うように行かないイライラで1時間はあっという間に経っていたが、インジケータは魚とのコンタクトを一切伝えてこなかった。風さえ止めば、そう思いつつも駒ケ岳からの吹き降ろしは容赦しなかった。

集中力が途切れかけた時、流芯の向こう側をドリフトさせていたインジケータが怪しい動きをした。軽く合わせてみるとズンと手応え。久々に味わうニンフのアタリの感触が少し呼び起こされてきた感じ。小刻みな渓魚の振動が心地よい。23〜2cmほどのイワナだった。シーズン最初の1尾としてはまずまず。針を外し水に戻す。水に手を入れていると結構まだ冷たい。水温は何度かな?、ベストに水温計が入っていないことに気がついた。準備の方はまだまだ不充分だったようだ。

とにかく1尾が出たこともあり、気分的に楽になったのか、しばらくして20cmに満たないイワナも続けてヒットした。ボロボロのヘアズイアニンフなのだけど、この針で結構魚を掛けてるなぁ。針を外す時ふと思った。ニンフは新品よりも使い古しの方が釣果が良いかも、私はそう思っている。だから、ニンフボックスにはボロのフライがしっかり鎮座しているのだ。

アマゴ25cm
ちょっと余裕が出てくると、アマゴ釣りたいなーとか思ってしまう。去年の実績では、ここより下流域の方がアマゴの比が多かったので、河原を下流に向かって移動してみた。しかし、見通しの良いこの河川で誰も釣り人を見かけないのもちょっと不気味だ。
昨年、良いアマゴを釣ったポイントから始めてみることにする。先程まで釣った傾向としてはある程度しっかりした流れの脇がポイントになっているので、おのずとこの辺りのポイントも絞り込むことが出来る。ちょっと気になるポイントがあったので、じっくりと10投ほどした時、インジケータが瞬間、止まった。着水しているラインを跳ね上げるように軽く合わせを入れると、ギラっと銀色が水面下で光った。待望のアマゴだった。ちょっとサイズいいかな?
強い流れに入られないように誘導。ネットでキャッチしたのは、25cmほどアマゴだった。初釣行にしては上出来、上出来。少しご機嫌だった。

午後4時を回り、少し風が止みかけたので、先程のイワナポイントまで戻って見ることにした。アマゴを釣ったポイント付近、その後は全くアタリがなかったからだ。感触としては、イワナを釣った辺りの方が流れが自分のニンフシステム向きであると感じることもある。気になるポイントを5〜6投くらいづつキャストして、魚の気配を探る。目の前に開けるポイントも実に良い感じ。サイドから回り込み、ドリフトを容易に行えるポジションに移動する。
強い流れの脇の緩い流れにインジケータを置く。わずかの間合いの後、インジケータがガツンと引き込まれた。完璧なアタリだった。手応えは充分だ。ポイント的にも手前に緩い流れのスペースがあり、取り込みは釣り人に有利だった。結構いい型であることには間違いない。魚の走りをロッドでいなしながら、距離を詰めていった。抵抗も長くは続かずネットに収まったのは、胴回りの太い尺イワナを感じさせる1尾だった。早速、ネットに横たえてみる。ネットのフレームいっぱい。つまり尺イワナを意味する。ヨッシャ!
イワナ 30cm良く見ればあまりコンディションの良い個体とは言えないが、曲りなりにも尺イワナ。嬉しさがこみ上げてくる。今年のシーズンインは、遅かったけど、いざ釣り出してみると実に運がいいじゃない。幸運とこの1尾に感謝し、尺イワナを水に戻す。

ちょっと嬉しかった事もあり、現場から携帯でこのHPの掲示板に速報を入れる。携帯用の掲示板、作っておいて良かったなぁ、実感。しかし、川の中に立ち、携帯をポチポチやっている姿はちょっと異常かもね。(^^;
まだまだ明るいし釣りは出来るが、既に釣欲が著しく下がっている。初釣行としては充分な結果だったこともあり、午後4時半に渓から上がることとした。

太田切川C&R区間は、今のところ放流魚がメインに生息するので、コンディションの良い魚はなかなか出会えないが、C&Rの効果で魚影の濃さは、やはり、地元の渓の中では一番であろう。今は釣り人も少ないので、休日とはいえ、結構ゆったり自分の時間を過ごせるのも良い。4月に入ればドライで出るかもしれないけども、まだまだニンフで水面下を探る方が有利な気がする。しかし、渓は着実に春に向かいつつあるようだ。


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