
2000.6.21「夏至のイブニング」

| 釣行データ | |
| 日時 | 2000年6月21日(水) 18:10〜19:20 |
| 釣り場 | 南アルプス 某川 |
| 天候 | 小雨/曇り |
| 気温 | 未計測 |
| 水温 | 未計測 |
| タックル | FREESTONE FS833 + MARRYAT MR7A + DT3F Yamame + VARIVAS 5X-14ft |
| ハッチ | あまりなし |
| 釣果 | 計 6尾(アマゴ 5尾 / イワナ 1尾) |
| フライ | #15 CDCソラックスダン、#17 CDCダン、#15 エルクカディス |
今日は夏至。フライフィッシャーにとっても特別な日である。そう、1年で一番長くイブニングが楽しめる日だから。昨年の夏至の日には、自分にとって実にメモリアルな事が起きた。イブニングで33cmの尺イワナが釣れた事だ。夏至の日のイブニングは、何かが起きる、そんな想いで渓に向かう。 山には黒い雲が覆っている。午後6時というのに既に薄暗い雰囲気。せっかく1年で一番長いイブニングが楽しめるはずなのに、これでは、いつもより早く上がらなければならないかもしれない。準備をしている最中にポツポツと小さい雨が降ってきた。ベストの背からレインウェアを取りだし羽織って川に向った。 今日は、全然虫が出ていない。いつもライズのあるプールでも静まり返っている。逆に暗くなる寸前に何かが起きるのか?、いつもそんな風にポジティブに物事を考えてしまう。14番のCDCソラックスダンで探ってみる。小さいのはフライを突つきにくるが、そんなのはアワセも入れない。あえてフライサイズを落とす気にもならなかった。今日は、正攻法で攻めてみたかった。 石の脇で小さなライズがあった。また、小さいアマゴだろうか。今日はじめて見たライズだったので、ポジションを横に取り慎重に狙ってみる。クロスにキャストし50cmほどのレーンを奇麗にドリフトさせる。 石の手前で小さな水飛沫があがった。ああ、やっぱ小さかったか。寄せてくると細い魚体。アマゴじゃないなー。おお、ヤマトイワナか。よく見ると背にニッコウイワナの特色の白い斑点が残る。ヤマトイワナの血を引く種である事は間違いないが、ニッコウイワナの血も混じっているようだ。こんな渓魚を見ると複雑な想にかられてしまう。きっと、元々はこの辺りもヤマトイワナの渓であったのだろうか。少し上流に岩の脇にあるフラットなプールがある。前回、ここで不用意にアプローチしてしまった為、いい型のアマゴに走られてしまった。今回は、静かに近づいて行く。息をこらし水面の中を見ると黒っぽい影が見える。時折、ギラっと光り何かを捕食しているようだ。水面には出てきていない。これは、どうしてもヒットさせよう。 CDCダンに切り替え、ティペットも8Xに換える。このような場面でのアプローチは大抵、1回目のプレゼンテーションで勝負が決まる。身を低くし上流側から流れ込み部分に落とし流し込んで行こうと思った。静かに水面にフライを置き、1回メンディングして流れの向きと平行になるようにラインに修正を加える。手前にある石にリーダーが引っかかりうまくドリフトできない。失敗だ。波紋を立てないように、ロッドチップを震わせるようにして、静かに水からティペット、フライをピックアップする。 幸いな事に黒っぽい影は、まだ、同じ場所に定位している。再度プレゼンテーション。手前の石に引っかからないようにメンディングし、流し込む。すーっと魚影が動く。あまり、波紋が立たなかったが、フライを咥え反転した。軽くアワセる。思ったより大きくないかな。アマゴだ。20cmほどかな。まあ、狙って釣った魚だから、型は小さいけど結構嬉しい1尾。 降りかえると下流のプールに二人のフライマンがいた。ライズポイントに陣取り狙うつもりだろうか。上流に先行者の自分がいるのを知っているので、きっとそうだろう。別に自分を追い抜き釣りあがろうというそぶりは見せないのだが、背後に人がいると分ると、妙に集中力が欠き攻め方も雑になる。魚が出ても乗らない。ライントラブルの連発でイライラし、自らペースを乱していった。 時間はもう午後7時近い。雨こそ降っていないが、雲が覆っているので暗く、偏向グラスは外していた。気分を一新するためにもティペットを着けなおし、フライも視認性重視でブリーチドエルクのカディスに換える。 ちょうどこの頃からカディスが少し飛び出してきた。しかし、先週の状況からすると、ほとんど虫が出ていないに等しい。日中の気温もさほど上がっていない事もあり、日中にハッチのピークがあったのかな?とも感じる。この辺りは一見するとザラ瀬だが、沈み石が流れの変化を作る。魚が捕食に適する流れを狙ってフライを流して行く。ここから、イブニングのプライムタイムを向えていた。4連発のヒットだった。型も22〜23cmほどのアマゴ。ヒットしてフライを換えてキャストでヒットというのが続き、気が付くともう7時20分。結構暗くなってきている。無理すれば、もう少し出来るが、もう釣欲が無くなっていた。瀬の中で気持ちよくアマゴが連発してくれれば、良型でなくともなかな気分の良いものだ。 レインウェアを脱ぎ、釣り登ったのを逆に戻る。下のプールにはあのフライマン達が相変わらず、狙っているようだ。軽く挨拶をかわす。あまり、ライズはなさそうだ。私が去った後も黙々とキャストを繰り返していた。 夏至の日のイブニング、特別変わった出来事も起きなかったが、そこそこには楽しめたイブニングの釣りだった。でも、欲を言えば、もうちょい良型が来て欲しかったなぁ。 |
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