2000.5.1「GWの憂鬱」

偶然に遭遇した鹿
帰り道でシカに遭遇。車の中から納めたショット。(20mくらいの距離)

釣行データ
日時 2000年5月1日(月) 6:00〜9:00 9:30〜12:00 14:00〜17:00
釣り場 南アルプス 某川 / 砂防堰堤
天候 晴れ
気温 未計測
水温 未計測
タックル REVIEW RX9056 + MARQUIS #6 + WF6F + シンキングリーダー(FAST-SINK)
FREESTONE FS833 + MARQUIS #4 + DT3F-Yamame
ハッチ ユスリカ
釣果 イワナ 7尾(25,23,22cm...)/ アマゴ 3尾
フライ #12 MSC(ビーズヘッド) / #12 ヘアズイヤニンフ(クリスタルタブ仕様)
#18 CDCダン / #20 CDCフローティングピューパ


今年のGWは、9連休なのに私用が多く自分の時間がなかなか作り出せず憂鬱な日々を過ごしていた。そして、やっとかなった釣行日。少し遠い木曽とか千曲とかも候補地であったが、単独の釣行であったため、いまいち気合も入らず、地元の渓に落ち着いた。自分の中では既に1日のスケジュールが出来ていた。朝は砂防堰堤でのストリーマの釣り、そのまま上流に登りニンフの釣り。そして、下り里に下りてドライの釣り。それぞれで良い釣りが出来ればパーフェクトなのだが....。

堰堤(白い所に岩魚がいる)
先ずは早朝、いつもの砂防堰堤に午前6時近くに到着する。一時期、餌釣りの人などがこぞって岩魚を抜いてしまたものだから、今はあまり魚影も濃くなく、人もいない。漁協関係者の人の話では、解禁から推定300尾の大岩魚が釣れたらしい。それがC&Rで残っていれは素晴らしい釣り場になるのだが、今は数少ない魚が残っているのみ。
たしかに堰堤を上から覗くと水が澄んでいる為、実によく岩魚が見える。それも尺は優にある大物の影。大物がいることは確実なので、私はここについつい通ってしまうのである。しかし、スレスレにすれまくっていて、餌でもルアーでももちろんフライでも食い気を示さない。実に手ごわい相手なのだ。それが射程内を回遊しており、おそらく底に沈殿している葉に着いたケースドカディスやニンフ類を捕食してるのであろう。実はこれをサイトフィッシングで狙えないものかと思っていた。

いつもは、流れ込みに立ち8番ロッドに9番のSTでのシューティングを行うのだが、今日は6番ロッドにWFのフローティングラインでのルースニングを試みてみた。インジケータの先には、ダブルニンフの仕掛け。MSCとヘアズイヤのそれぞれ12番を着けた。大岩に乗り射程内に回遊するポイントにニンフを打つ。実によく岩魚を観察できる。ニンフが沈下してゆくと岩魚達の動きがざわつくので面白い。ただ、沈ませたままでは接近はするが捕食行動までは至らない事がわかった。また、早い動きには過敏に反応するが、それが止まった時に見切られてしまうこともわかった。
イワナ 22cm
今度は、シンキングリーダーに変更し、ちょうどシンクティップラインを使用した効果を狙いビーズヘッドのMSCをゆっくりと休まず引いてみた。ちょうど中層くらいをイメージして。これがアタリだった。22cmくらいの岩魚を2つ続けてヒットさせた。でかいのも動くのだが捕食直前でこちらが焦ってしまい、うまく食わせるタイミングが合わない。2度目のチャンスが30分ほど経ってやってきた。岩魚が動き食う瞬間まではっきりとわかった。どのタイミングで合わせて良いか実に迷ったが、軽く合わせを入れロッドを立ててみるとその重さを感じホッとした。ティペットは6Xまで落としていたので、少しやり取りは慎重にゆっくりと寄せてきた。結構でかそう。バシャバシャと激しく抵抗する。手前まで来たとき、ふっと軽くなった...。
あ〜〜っ。痛恨のバラシ!。(T_T)
全身から力が抜けてしまう。久々の大物であっただけに、その落胆は酷く、しばらくボーっとその場に立ち尽くした。時計を見るともう9時近かった。今のヒットで場が荒れてしまい、岩魚の影が見えなくなってしまった。また、ポイントに日も差し込みもうそろそろ上がりかなと思わせる状況。気分直しに川での釣りもしたくなったので上がる事にした。

イワナ 25cmそのまま上流へ10分ほど車を走らせ入渓点を探した。今日は思ったより釣り人は少なく、だいたい思った場所で入渓できた。ちょうど連休の中休みの1日だったのかも知れない。3番ロッドに持ち替えニンフを流す。先週よりは水も落ち釣り易くなっているが、まだ少し水が強い感じ。まあ、こんな時は流し場所が特定できるので、テンポ良く釣りは出来る。短い堰堤区間では、全くアタリがなかった。その上の堰堤区間に入ろうと思ったが人が入っていたので、それを飛ばしちょっと歩き入渓する。そろそろ5mmネオプレーンで釣り歩くのはちょっと暑くなってきたようだ、汗が出てくる。
ここは浅い瀬が続くが実はこんな場所が一番ニンフで釣りやすいと思っている。自分のニンフのラインシステムは、あまり深い層を狙ったものではなく、落差のある山岳渓流の流れ
このようなポイントはかなり実績が高い。ここはイケルと感じると不思議と魚が釣れたりする。集中力が増すからなのか?、かすかに沈んだインジケータの動きを見逃さなかった。魚の重みを感じた。なかなかの手応えだ。小刻みな振動が心地よい。ネットですくい上げる。ヒレが尖ってなかなかの美形な25cmの岩魚だった。

ここで調子が出たのか、その後もこのような瀬で20cmに満たない岩魚を2つ釣り上げる。結構活性が高いのか、インジケータにも出たりする。
落差のある落ち込みの淵に来た。背後の木を気にしつつ大石の脇の流れにニンフを打ちこむ。何回か流した時、インジケータがつーと早い流れに巻きこまれた時、岩魚が飛び出しててきた。インジケータにアタリが出る前にニンフを食ったのがわかった。無意識にも合わせを入れていた。こうなるとドライフライの感覚に近くなってくる。うまく乗ったらしく、淵の中を左右に走り結構楽しませてくれたのは、23cmの岩魚だった。

イワナ 23cm岩魚の活性も上がっているので、ドライの釣りに変更してみようと思った。ドライで釣り易いポイントへ移動する事にした。やはり、浅い瀬が続くポイントを選んだ。特定の水生昆虫のハッチもないので、テレストリアルを選択する。山岳渓流の岩魚は餌に対し選り好みはあまりしない傾向があり、私は18番くらいのパラシュートアントを多用する機会が多い。
しかし、出ない。ニンフでは良かったような流れでも無反応。対岸のギリギリをドリフトさせてやっと釣った1匹は小さな岩魚だった。30分もしないで諦めた。
まだドライでは早いのか。時間はちょうど正午。暖かいというかじっとしていると暑いほどの天気なのに....。

昼食をとりゆっくりと山を降りた。GW直前にダム湖に入れた大型のニジマスも気になったので、その湖にも寄って見たが、釣り人もまばらでこれは釣れそうな気配を全く感じず、予定通りドライの釣りが出来そうな里川へ移動した。
桜の咲く山里の流れ
先ずは中流域で竿を出してみた。ちょっと雪代の影響を感じる流れになている。少し水が強い。15番のパラダンで瀬を叩きながら登ってみるが無反応。1時間ほどでこの場所からさらに上流へ移動する。
ここは、今ちょうど桜が満開で川の脇に立つ桜が実に奇麗だ。ちょうど午後3時を回った頃。瀬脇の弛みで小さなライズがあった。まだ流芯に入っていないのか?。18番のCDCダンで1発。しかし、小さなアマゴだった。即リリースして釣り登る。やはり、同じような緩い流れで小さなアマゴが出た。まだ、瀬を叩いて釣り登るといった状況ではなさそうだ。ライズを狙ってゆくしかない。川を登りつつ、良さそうな流れを見ては、ライズを待って、無ければ、試しにCDCダンを流して様子をみるというのを繰り返した。もう5時近くなっていた。目の前に良さそうなプールが広がる。ここは出そうな流れ。案の定、ライズがあった。散発的なライズが続いた。
CDCのフローティングピューパでベストポイントを流すと出た。
しかし、これも小さい。やはり18cmもあるかというアマゴ。やれやれと思ったら、先の流れに釣り人が入っていた。

川から上がると全身がぐったり。久しぶりに1日かけて釣り登ったので、もう、気力も無くなっていた。ドライではあまり良い釣りは出来なかったが、堰堤とニンフでは良型も出たし今日のところはこれで納竿をしよう。まだ夕方の1時間を残し帰ることにした。
1日で10尾か。多いような少ないような?。(^^;;
帰り道、シカに遭遇。20mくらいの距離を置き、車の私とにらみ合いが30秒ほど。その間に手元にあったデジカメで見事に写真に納める事ができた。もう少し寄ってみようと車を動かすと、シカはささっと山に消えて行った。デジカメにズームがあれば、もう少し大きな絵が撮れたのだが。少し残念だ。山で鹿に遭うことは良くあるが、その度に写真に納めようとするといつも逃げられていた。でも、今回は上手く撮れた。釣果の事以上になぜか嬉しい事だった。


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