
2000.3.18「雪の山岳渓流」

標高1250m、南アルプスの麓の山岳渓流。まだ春はしばらく先のようだ。
| 釣行データ | |
| 日時 | 2000年3月18日(土) PM6:30〜10:30 |
| 釣り場 | 南アルプス 某川 / 砂防堰堤 |
| 天候 | 晴れ |
| 気温 | 早朝-6℃ |
| 水温 | 4℃ |
| タックル | REVIEW
RX9308 + ALLTMOR 300D + ST9S type2 FREESTONE FS833 + MARQUIS #4 + DT3F-Yamame |
| ハッチ | なし |
| 釣果 | イワナ 1尾 (18cmくらい) |
| フライ | #12 ヘアーズイヤニンフ(クリスタルタブ仕様) |
何日か前に15cmほどの雪が降った。しかし、その雪も春を感じさせる暖かい日差しによりあっという間に溶けてしまった。先週の河口湖でシンキングラインでの釣りを堪能し、今度は地元の川でもと思い、昨年、良い思いをした山奥の砂防堰堤が気になっていた。 連休初日の早朝、南アルプスの麓の林道を車で走る。舗装が途切れたあたりからい一気に雪が増え、路面は圧雪状態。すぐさま、ジムニーの駆動ギアを4駆にシフトする。考えてみれば、今年は雪が少なく、これだけの雪道を走ったのは初めてではないだろうか? 慎重に走り、砂防堰堤が見えてきた。時間は午前6時20分ほど。 先着者の車があった。上から堰堤を覗き込むと2/3は氷に閉ざされている。流れ込みで餌釣りの人が竿を出していた。ポイントを取られてしまい、気乗りしなかったが、横で釣らせてもらう事にして、流れ込みに降り立った。挨拶をし、「どうですか?」と聞くと、2つばかし釣ったとの事。見せてもらうと36cmの大イワナが魚篭に横たわっていた。もう1匹は25cmほどであるが、まるで小さく見える。話を聞くと数日前もここででかいのを8つほど釣ったらしい。見るからに仕事は引退し余生を釣りで楽しんでいるといった感じの人だった。 私も8番ロッドに9番タイプ2のシューティングヘッドのタックルを準備する。はっきり言って、このタックルでフルキャストすると、現在の氷に覆われている状況では、完全にOBしてしまう。流れ込んでいる筋の脇をトレースするようにキャストし、タナはカウント30まで沈める。枯葉がフライに引っかかる。 そうこうしているうちにガイドが凍り付き釣りもままならない状態になる。気温−6℃。どうりで底冷えする訳だ。ガイドの氷を取り除いても2投もするとまたガチガチになるので、もう手返し悪くて、30分で諦めて、餌釣りの親父と話をしていた。 見ている間にも目印が消し込まれ、竿が曲がりこんだのだが、結構な大物だったらしくテグスが切れてしまった。やはり、このポイントは凄い。 私は、もう寒さも眼界に達し、8時前に上がっていた。1時間ほど車の中で暖を取り、日も差してきた事から、少し先のポイントからニンフで釣りあがってみる事にした。20cm近くある雪をザクザクと歩き川へ出る。川の回りは多少雪が溶けかかっている。風が無いため、日差しが暖かく感じるが気温はまだ低いらしい。ガイドが凍りつき、リーダーに付いた雫も氷だす。 1時間ほど、アタリも無く釣り登っていたのだが、少し気温も上昇したのか、極小のユスリカも舞い始めた。落ち込みの脇の巻き返しにインジケータを置くと、しばらくして、かすかに動いた気がした。体が無意識の内に反応し、ロッドを立てると生命感を感じた。あ〜釣れてる。(^^; ボウズを覚悟していただけに嬉しい。 18cmくらいのイワナだった。フライは、ヘアズイヤニンフのクリスタルタブを使ったもの。今年初のイワナだっけか。小さいけど嬉しい1尾。静かに水に戻す。心はポカポカしてきたけども、やはり手足は冷たいままだった。 午前10時半、とりあえず1匹釣ったので満足できたし、足も冷たいので、今日の釣りは潔く終わり。渓から上がる事にした。雪の斜面を何度も滑りながらやっと林道まで辿りつく。手も冷たいし、泣きが入った。 でも、ニンフの釣りが少し出来るようになり、こんな厳しい状況でもちゃんと渓魚を手に出来るようになった。こんな自分が少し嬉しくなり上機嫌で車に乗りこんだ。でも、手はジンジンしてくる。 帰り道、あの砂防堰堤を通るとまだあの餌釣り親父が竿を出していた。頑張るなぁ。自分ももう少し暖かくなったら、尺岩魚バシバシ釣らしてもらうからねーと思い雪の林道を下った。 |
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